アブダビ支店のご紹介

Q1  アブダビ支店ってどんなところ?

  

まず、当社唯一の海外支店のあるアブダビ首長国は、アラビア半島にある「産油国」アラブ首長国連邦の首都であり、その豊富な原油(埋蔵量約980億バーレル)の殆どは、アブダビ首長国で採掘され、実にドバイの2倍以上もの経済規模を有しております。昨今のアラブ首長国連邦は、政治的な安定、地理的優位性を背景に、多くのグローバル企業の中東エリア拠点となるばかりか、豊富な化石燃料を保有しつつも、持続可能な社会を目指し、積極的に気候変動対策、再生可能エネルギー導入を推し進めようとしており、エネルギー転換に向けた躍動を感じられる勢いのある国とも言えるでしょう。

  

当社のアブダビ支店は、そのような「まさに石油・エネルギーの町」であるアブダビ首長国に20124月に開設されました。現在は、日本人2名、現地採用社員6名の計8名の体制で、日本側とのやり取りを除き、業務は英語で行われます。若手社員の活躍の場ともなっており、設立以来、入社510年ほどの若手社員が支店駐在員として、日本での業務より多くの権限と責任を与えられ、日々悪戦苦闘の中で技術者としてたくましく成長しています。また、アブダビ首長国にはインドからの出稼ぎ労働者も多く、顧客、協力会社含め、インド人コミュニティーからの情報収集が重要です。現場工事を実施する際にも、英語の出来ない作業員も中にはおり、作業や安全に対する指示・指導などは現地採用のインド人技術者の力が必須となっています。まさに異文化コミュニ―ケーション能力、国際感覚を身に着けるには格好の環境です。

Q2 アブダビ支店ってどんな仕事をしているの?

  

当社が支店を開設した2012年当時、コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるアブダビ石油株式会社が原油開発用新鉱区の利権を獲得、同鉱区の開発プロジェクトが始動しておりました。当社もその一端を担うべく支店を開設、一部関連プロジェクトに関わりながら、同社向け既設原油処理設備に関連する各種設計検討・工事・メンテナンス案件を中心に経験を積んできました。現在では、同社のみならず、UAE国営石油会社グループ案件や近隣産油国の国営石油会社向け案件にも関わるなど、当社唯一の海外支店として、日本国内で培ってきた専門的知識・技術を礎とし、当地ルールに則り、東京本社の設計部門やプロジェクト部門と協力しながら、顧客ニーズに応じて数百万円から10億円を超えるような案件まで、幅広く日本品質のエンジニアリングサービスを提供しております。サービスの提供にあたっては、より質の高い安全、品質、環境のニーズに応えるため、ISO9001(品質)ISO14001(環境)ISO 45001(労働安全衛生)を保有しております。ここで、過去実績の幾つかを紹介します。

Case 1 : UAE PVプロジェクト

産油国であるものの、化石燃料依存からの転換を目指す当地の要望にあわせ、UAE国営石油会社製油所内に太陽光発電設備設置工事を実施しました。

Case 2 : 海上設備 全停電中改造工事

海上にある石油採掘用プラットフォームに設置される配管及び電気設備の改造工事を実施しました。海上設備である事から、工事担当者は作業船での寝泊り。また設備が停止する限られた期間内で工事を実施する必要がありましたが、顧客との密な連携により無事に期間内で完工する事が出来ました。

Case 3 : 原油受入鋼製容器納入業務

採掘された原油を最初に受け入れる鋼製容器の設計・製作・輸送業務を実施しました。製作は現地製缶ベンダーにて実施されていますが、設計、品質、納期管理を行い、顧客要望期間内に納入しました。

アブダビ首長国内顧客向けに納入した内径5m x 全長約13mの鋼製容器

Case 4 : ガソリンスタンドへの太陽光発電設備設置工事

本プロジェクト遂行において、アブダビ首長国において新たに整備された法令に基づき、小型ソーラー発電向けのソーラーパネル登録事業者の第一号となりました。また、当地の新聞各社においても本事業実施についての報道がされております。

外部リンク

  

アブダビ支店所在地

  

Office Address

P.O. Box 43921 ♯402, Montazah Tower,
Zayed 1st Street, Khalidiyah, Abu Dhabi, U.A.E.
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